塗替えのタイミング

塗り替えのタイミング

「10年に1度」と言われている外壁の塗り替えですが、あくまでも目安にすぎません。
以前に使用した塗料によって耐久年数は異なりますし、日照時間などの気候の変化や外壁の素材、部位によっても適切な塗り替えの時期は異なります。外壁の塗り替えのタイミングを見極めるには、外壁の状況を実際にチェックするのが一番。
簡単にできるセルフチェックを確認ください。

・Check.1

ひび割れ・亀裂

 

・Check.2

チョーキング現象

 

・Check.3

シーリング材破断

 

・Check.4

カビや藻の発生

 

・Check.5

色褪せ・退色

 

・Check.6

色あせ・チョーキング

 

・Check.7

はがれ、錆、穴あき

ひび割れをそのまま放置してしまうと、そこから建物内部に水が入り込み、老朽化が早まります。
結果的に大掛かりな修繕が伴ってしまうこともあります。
早めの対処をオススメします。

チョーキングとは塗装表面の樹脂が紫外線、雨、風等により劣化し、塗料の色成分の顔料がチョーク(白墨)のような粉状になる現象のことを言います。
確認したい壁を手でこすった時に、白い粉が付着していたら、塗膜が劣化している証拠です。
塗膜が劣化してしまうと、防水性もなくなってくるので、外壁材を痛めてしまう原因となります。

外壁材のつなぎ目(ジョイント部)の目地から外壁内への雨水の侵入を防ぐのがシーリング材です。そのシーリング材は、日光や雨、排気ガス、気温の変化、建物の動きなどの影響で劣化し柔軟性が失われたり、破れたり、割れたりします。
その破断した部分から水が内部に侵入し、外壁を傷めてしまうことがあります。

建物には、雨水に溶け込んでいる成分やホコリの成分を栄養源に、様々な生物が繁殖します。
カビの種類も豊富で、微量の栄養で繁殖でき、かつ乾燥に強い種類があります。
栄養分に乏しく、晴れの日には乾いてしまう建物の表面でも繁殖し、次第に目立つようになります。光が当たる場所であれば、藻やコケなども生えます。
建物の内部構造に対しては特に悪影響を与えませんが、塗膜を傷める原因と見た目の悪さや不快感は日に日に高まります。

雨風や日光、排気ガスなどの影響で色褪せがでてきます。
建物の内部構造に対しては特に悪影響を与えませんが、色あせが目立ちだしたら、クリーニングや塗り替えをオススメします。

確認したい屋根を手でこすった時に、白い粉が付着していたら、塗膜が劣化している証拠です。
塗膜が劣化してしまうと、防水性もなくなってくるので、屋根材を痛めてしまう原因となります。

トタンの屋根や壁の場合には経年による劣化で雨水がたまりたやすくなったり、そこからサビや穴があいてしますこともあります。
雨漏りの原因となりますので、早めの対処が必要です。